ザクロ専門店 ZAZAKURO さんの店内に吊るす、ザクロ型の照明を2点製作しました。
照明は、見た目だけでは完成しません。電球をどう固定するか、光源をどの高さに置くかで、仕上がりが決まります。この記事では、照明として成り立たせるために決めたことを紹介します。
01つくったもの
| 大きさ | 幅 297 × 奥行 297 × 高さ 332 mm |
|---|---|
| 素材 | PLA(本体)/ PETG(ソケット部) |
| 分割 | 3分割(ヘタ 1点 + 球体 2点) |
| 造形時間 | 1点あたり約24時間 |
| 数量 | 2点 |
| 電球・ソケット | G95電球 / 市販のE26ソケット |
| 仕上げ | 塗装 |
023つに分けた理由
球体は、一体のまま造形することもできます。それでも今回は、ヘタ・球体の上・球体の下の3つに分けました。理由は3つです。
- 造形時間を短くするため。
- 塗装しやすくするため。一体のまま塗ると、内側や境目に塗料が回りません。乾燥待ちにも時間がかかります。分けておけば、それぞれ塗りやすい向きで置けます。
- 重さに厳しい条件がなかったため。分け方によって重さは変わります。今回の照明は重さに特別な条件がなかったので、時間と塗装のしやすさを優先しました。
03電球の取り付けは、市販の照明と同じ作りに
指定されたのは、市販のE26ソケット。最初は、ソケットの丸い肩に沿った受け皿で支える形で起こしました。
作る前にデータ上で断面を確かめると、最大 9.88mm 食い込んでいました。
そこで、市販の吊り下げ照明と同じく「まっすぐな穴に通して、平らな面で止める」作りに直しました。
- 穴は Φ50 のまっすぐな穴。ソケットの最大径は Φ47.78 なので、肩の丸みがどんな形でも通る
- 止める場所は、ソケットの平らな段差(Φ20.5 → Φ15.43)
平らな段差は寸法がはっきりしていて、E26ソケットであればメーカーが変わっても同じ構造です。
04寸法は「直せる方向」に決める
受け側の穴の大きさで迷ったときは、こう考えました。
- 小さすぎた → ドリルで少し広げれば直る
- 大きすぎた → 抜け落ちる。取り返しがつかない
最終的な Φ17 は、首 Φ15.43 に対してすき間 0.8mm。一方で、止める肩 Φ20.5 とは 3.5mm の差をとっています。途中で穴を Φ13 から Φ17 に広げましたが、どちらでも肩が通れずに同じ位置で止まるので、光源の高さは変わりませんでした。
05光源は、シェードのいちばん太いところに
光源が、シェードのいちばん太いところにほぼ重なっています。光がいちばんきれいに回る位置です。
外からは見えない部分ですが、照明として気持ちよく光るかどうかは、ここで決まります。
06オリジナルの照明をご相談ください
お店の雰囲気に合わせた照明、ブランドのモチーフをかたどった照明など。画像やスケッチが1枚あれば始められます。
画像がまだ無い場合も、デザインからご相談いただけます。
形の設計から、電球の取り付け部分の設計、大型3Dプリントでの製作まで一貫して担当します。
※ 今回は塗装まで担当しました。仕上げの範囲はご相談に応じて決めています。
イメージを、かたちに。
アイデアやラフ画だけでも、3Dデータがなくても大丈夫。
デザインから大型3Dプリントまで一貫対応します。ご相談・お見積りは無料。まずはお気軽に。